機関誌「非破壊検査」

機関誌「非破壊検査」の執筆要領(手書き用)

1. 一般的注意

1.1 用紙,字数

手書きによる執筆の場合:原稿用紙を使用し,黒色のインクペン又はボールペンにより原稿を作成する。本文については、各用紙の右下に頁番号(頁/総頁)を記入する。機関誌の刷上がり1ページの字数は次のようであることを考慮して,原稿を長さ制限内に収める。

<刷上がり1pの字数>
タイトルページ:1,500字  中ページ以降:2,230字
刷上がり3pの場合の字数は上記を合算した5,960字となる。
刷上がり1pが増すごとに2,230字(中ページ分)増える。

1.2 表題

論文の表題は簡単で内容を明確に表すものとする。内容を特定できないような抽象的,一般的な表現は避ける。必要であれば,副題を付ける。関連ある幾つかの論文を発表する場合は,第1報,第2報などとし,各論文ごとにその内容を表す副題を付ける。

1.3 著者名及び所属機関名

1.3.1 著者名を連記する場合は,少なくとも1名は会員であることが必要で,その会員の種別を投稿票に明示する。
1.3.2 所属機関名は論文を投稿したときのものではなく,研究を行ったときのものである。投稿時にそこに属していないときは,所属機関名の後に( )付で現在の所属を記載する。

(例)東京大学工学部(現在,○○○株式会社)
The Faculty of Engineering, The University of Tokyo
(Present Adress : ○○○Co., Ltd.)

1.4 キーワード

1.4.1 キーワードは,付表1「非破壊試験関係のキーワードの例」,あるいは「JICST科学用語シソーラス」(日本科学技術情報センター刊)などを参照して5〜8語を記載する。
1.4.2 キーワードは,日本語のキーワードを使用する。ただし,論文に限り日本語に対応した英語のキーワードも使用する。

1.5 英文要旨(論文に限り必要)

1.5.1 英文タイプ又はワードプロセッサ(ゴシック体は使用しない)を使用してダブルスペースで打ち出したもので,語数は200語以内にすることが望ましい。
1.5.2 論文の目的,方法及び重要な結果などを簡潔,明確に表すようにし,図表は用いない。背景説明や考察は原則として含まれない。

1.6 本文

1.6.1 記述は簡潔にわかりやすくする。
1.6.2 見出しはポイントシステムで作成する。大見出しは1.,2.,3.,・・・・,中見出しは1.1,1.2,1.3,小見出しは1.1.1,1.1.2,・・・・,のようにする。更に細分する場合には(1),(2),(3),・・・・のようにする。
1.6.3 図,写真,表,脚注及び参考文献の書き方はそれぞれ3.,4.及び5.項を参照されたい。

 

2. 用字及び用語

2.1 文体

文章は,常用漢字,新かな使いによる漢字混じりのひらかな書きを原則とする。用字例及び送りかなの付け方は必要により下記のものなどを参照されたい。また,外来語はカタカナ書きとする。
文化庁国語課監修「現行の国語表記の基準(第5次改定版)」(1996)

2.2 字体

手書きの場合,漢字とかなは楷書,ヨーロッパ各国語の文字はブロック体とする。

2.3 外国語

外国の人名,書籍などの固有名詞はその国の文字で表記することを原則とする。一般化されている外国語はカタカナ書きとする。

2.4 用語

詳しくは本協会編「非破壊検査用語辞典」あるいはJISなどを参照されたい。

2.5 数字

数そのものを表すときはアラビア数字を用い,状態を形容する言葉になっているもの,又は名称として制定されているものは漢字を使用する。次の例を参照されたい。

不可
一つ,二つ 1つ,2つ
一,二の例 1,2の例
一例を挙げる 1例を挙げる
数百例 数100例

2.6 年度

原則として,西暦とする。

2.7 文字及び記号の指定

混同されやすい文字及びギリシャ文字は次の例のように,必ず赤で指定する。
また,上ツキ及び下ツキは赤で強調する。

2.8 書体の指定

文中の活字書体の指定は下記の例による。
ただし,順序数や数式中の物理量を表す文字はイタリック体,logやsinあるいは単位などはローマン体とする。

2.9 数式

2.9.1 分数式は文中ではa/b,(a+b)/(c+d)などのように1行で書く。
2.9.2 数式行は………………………(1)のように書き,(1),(2),・・・のように通しの式番号を付ける。
2.9.3 文中で式を引用する場合は,「式(1)」のように書く。

2.10 量記号及び単位記号

SI単位を用いる(JIS Z 8203)。付表2「SI単位を使う場合の留意事項」を参照されたい。

 

3. 図,写真,及び表

3.1 図,写真,及び表は過不足のないようにする。同一事項を図,及び表の両方で表すことは避ける。

3.2 図(写真も含める)及び表は1枚ごとに別紙にして,それぞれにFig.1,Fig.2,・・・,Table1,Table2,・・・と通し番号を付ける。Photo.○は用いず,Fig.○に統一する。本文中の引用も同じとする。

3.3 図,写真及び表の説明文は一括して本文末尾に付ける。図,写真,表中の文字及び説明文の使用言語は「投稿規則」の『5.原稿の構成』を参照されたい。

3.4 図の描き方は以下に準じる。

 図はトレーシングペーパー又は青罫方眼紙などに清書する。投稿原稿中の明瞭でない図は著者に書き直しを依頼することがある。図中の文字は活字(レタリングセット又はタイプ)を使用する。彩色は施さない。パソコンの作図ソフトなどを用いてもよい。また,上記のものを写真版にしたものでもよい。図には細線の外枠を付け,目盛り線も細線とする。グラフ線は原則として太線とする。グラフは連続した線で描き,実験点は貫通しないようにする。(下図参照)。
図中の単位記号は,適当な量記号とともに( )中に記載する。
(例)INTENSITY OF MAGNETIC FIELD, H (A/m)
磁界の強さ,H (A/m)

3.5 写真は正副原稿用とも印画紙に鮮明に印画したものとする。ただし,副については,鮮明なコピーで代用してもよい。

3.6 図及び写真とも,縮尺しても明瞭になるように,文字や線の太さに注意する。刷上がりの横幅は170mm及び80mmが標準であるので,原図は刷上がりの2倍あるいは3倍大に描くのがよい。この場合,文字の大きさも刷上がりが標準1.5mmになるように考慮する。実際に刷上がり時の大きさに縮尺してみて,文字の大きさなどが適当であるかを確認しておくことが望ましい。写真には,縮尺目盛を写真上に糊付する。(はがれやすいため,糊の選択に注意する。写真糊が望ましい。スティック糊は不可。)

3.7 図,写真及び表の挿入個所は原稿用紙の右欄に明記する。

3.8 図,写真及び表とも最大210mm×300mm(A4版)以内の大きさにする。

3.9 図,写真のカラー印刷を希望する場合には,著者がその費用を負担する。

 

4. 脚注

脚注は文中の右肩に小さく*1),*2),*3)のように記し,そのページの下段に記載する。

5. 参考文献

参考文献には本文で引用した順番に通し番号を付け,引用個所の右肩に小さく1)のように記し,本文の末尾にまとめて記載する。なお,図,表又は写真などを引用する場合には,必要に応じて著者自身で著作権所有者の許可を得ておく。

参考文献の記載形式は下記のように行う。なお,著者名は連名者全員を記載する。

5.1 雑誌の場合

番号)著者氏名:題名,誌名,巻(号),始ページ−終ページ,(西暦年)の順に記載する。

(例)
1)伊達和博,島田平八,広瀬俊幸:超音波表面波による
高速変形下のJ-Δa曲線の測定,非破壊検査,34(1),pp.14-21,(1985)
2)H. P. Rossmanith:Dynamic Stress-Intensity Factor
Determination from Isopachics, Experimental Mechanics,79(8),pp.281-285,(1979)

5.2 単行本の場合

番号)著者氏名(又は編者名):題目名,発行所,引用ページ,(西暦年)の順に記載する。

(例)
3)尾上守夫:日本非破壊検査便覧,日刊工業新聞社,p.434,(1979)
4)T. Y. Thomas:Plastic Flow and Fracture in Solids,Academic Press, New York, p.100,(1961)

5.3 特許,実用新案の場合

番号)特許権者又は発明者氏名:特許の名称,特許番号,登録国名,(西暦年)の順に記載する。外国特許の場合には上記を原語で記載する。
実用新案の場合には上記に準じて記載する。

(例)
5)山田 一,山上喜久男:残留磁気消去方法,特許
  昭51-115697(日本),(1976)

5.4 カタログなどの営業資料の場合

番号)会社・団体名:資料の種類,資料名,資料番号,(西暦年)の順に記載する。

5.5 その他の刊行物・資料((社)日本非破壊検査協会春季・秋季講演概要集)の場合は,上記の5.1に準じて記載する。

6. 投稿論文自己点検表(著者→論文審査委員会用)の提出(論文に限り必要)

別に定める自己点検表に従って,論文の種類を区分したうえ,点検結果を注意深くチェックして,原稿とともに提出する。

 

     
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